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先日、上方演芸の講演会を聞きに府庁新別館に二回通った。
『上方演芸 基本の「き」』というお題で色々と面白いお話を聞けた。 一回目は上方についてのお話が聞けた。 大阪弁と京都弁は絶対に違うと子どもの頃から感じていた。 だけど上手に伝えるのはむつかしい。 今回講師の先生によると「水色」「東京」と言わせてみれば分かるとのこと。 なるほど! 他にも大阪弁で「めばちこ」は京都で「めいぼ」 知らなかった。 講師の先生も良かった! 「上方芸能」という雑誌の編集長さんだ。 知識もすごいし面白く伝えてくださる。 「シュッとした」という言葉に匹敵するが標準語が無いというのには「おおっ!」と変に納得した。 よく使うもんね。「あのシュッとした感じの〜」etc. 落語、講談、浪曲、漫才、喜劇、諸芸と多岐にわたってのお話はとても面白かったし、江戸との違いは、上方は多ジャンルでの交流が盛んで盛り上がっているとのこと。 二回目は桂かい枝さんの落語を三席、聞けた。 「手水まわし」と「堪忍袋」「恋するオトメ」 英語落語で有名なかい枝さんだが、古典も創作も大笑いだった。 この講座が二回で千円とは、お得だった。o(^▽^)o ■
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by yoko9021
| 2010-12-15 17:57
| 美術展他
十二月に男鹿和雄展に友人と行った。
すごかった。 すごい量の絵と圧倒的なデッサン力。 以前、ルーブル美術館展に行って「良かったなあ」と感動して帰ってきたのだが、それより感動したような気がする。 丁寧に油絵の具で、何ヶ月もかけて描かれて、世界で一番有名な美術館で飾られている絵。 片やアニメの背景の為にポスターカラーで描かれた絵。 この背景として量産されているかのごとくの一枚一枚が、もう、いちいち良いのだ。すごい感動だった。 漫画だってそうだ。 昨日、井上雄彦展に、息子と娘と行ってきた。 漫画のたった一コマのための背景の絵が、もう鳥肌の立つくらい芸術品なのだ。 バカボンドという作品の絵なので墨の濃淡で、ほとんど色は無い。 それがこうも迫力が有るものかと圧倒された。 それだけでなく、井上雄彦の遊び心が会場全体に溢れていて楽しませてくれた。 会場内の階段や壁に、直筆のイラストがあるのだ。 「ここで、絵を描いた?この姿勢やね?」と自分もしゃがんでみたりして、井上雄彦氏の目線を想像したりするのも楽しかった。 ちょっと、いちびり。(*^_^*) 日本の漫画・アニメって、一瞬の背景、たった一コマのために、ものすごい芸術のごとく絵が使われていて、それが当たり前になっているようなのがすごいと思った。 息子も娘も「スラムダンク」「リアル」「バカボンド」をしっかり読んでいる井上ファンだ。 娘は、「リアル」の主人公「野宮」の「本物Tシャツ」を買って、ご機嫌で着ている。 良かった。(^_^)v 私はバカボンドの「井上手ぬぐい」を買った。 きっとこのカッコイイ手ぬぐいは、夫の落語の発表会で役立つだろう。…もったいないか?σ(^-^;) ■
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by yoko9021
| 2010-01-06 21:37
| 美術展他
先日、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってきた。
きれいな色彩、様々な手法、細かい絵、確かなデッサン、シンプルな線、ユニークな線、POPな色、お国柄(?)だろうかなんやわからん感性、とまぁ、ごちゃまぜに色々な絵をたくさん見れた。 おもしろかった。見れてよかった。 東欧の国の絵本にも最近話題になった日本のアニメの影響が、かなり有るのではと思ったりした。もちろん日本の絵本自体が外国風といえるかも。 この展覧会には、友人からチケットをもらい二人で出かけた。 娘が行っていたフリースペースの保護者会で知りあった人だ。 うちの娘と同じ発達障害の子どもをもつ人で、子育てで色んな経験をしていて、彼女と話をすると、ピアカウンセリングを受けているみたいだ。 ピアカウンセリング=同じ背景を持つ人同志が、対等な立場で時間を対等に分け合って、話しを聞き合うことだそうだ。 すっきりして、がんばろうという元気がでてくる。 同じような思いをした人と話すことで、私は本当に救われているのだと思う。 ■
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by yoko9021
| 2009-09-08 23:00
| 美術展他
先日、日展に出かけた。去年、友人に教えてもらったのだが、日展って作品が多くて楽しめる。こんなにおもしろいとは知らなかった。友人に感謝。
彫刻、洋画、日本画、書、工芸と盛り沢山だ。それぞれ、パワーがあって圧倒されたりする。時間や気力体力技術と色んなものが込められた作品群。私はこんな絵が好きだなぁって思ったり、多分凡人の私なぞにはわからない深い意味があるのかもしれない?と思わせる工芸品。綺麗な書。 なかなか、やってくれる。人ってすごいと思った。 帰りに天王寺動物園にも行った。久しぶりだ。十年くらい前に子ども連れで行って以来だと思う。サバンナゾーンとかできていてすごいなあ、動物の見せ方が変わっておもしろくなったと思った。 大満足で帰ってきたのだが、ふと思い出したことがある。 子ども連れで動物園に行くずっと前の話だ。 その頃、なんやかんやとツライ事があったのか、雨の日に一人で天王寺動物園に行ったのだ。 センチメンタルなシチュエーションで今なら爆笑だが、その時は笑えなかった。 ぼやーと動物を眺めて歩いていたのだが、一羽の鳥の前で釘付けになった。 オオハゲコウという鳥で「ぐへっ!ぐへっ!ぐへっ!」と変な声で咳き込んでいる。 その鳥のプレートには東南アジアのどこかから昭和三十年代初めに連れてこられたとか書いてあった。その時でもう二十年以上生きているのだ。そして、結構広いスペースに一羽だけなのだ。おまけにまったくかわいくない。 人の中で疲れていたあの頃の私にとって、「他人の目なんか気にしませんよ!したいようにするのさ」的なオオハゲコウの様子は痛快だった。 それから、十年くらいして子ども連れで来た時も彼(?)は相変わらず無愛想にむこうを向いて孤高っぽく佇んでいた。 今回はオオハゲコウの事は忘れていたけど、彼(?)は、どこかにいらっしゃったのでしょうか。 ■
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by yoko9021
| 2009-03-13 00:26
| 美術展他
先週の日曜、高校生の姪っ子が「書の甲子園」で賞をとったというので、妹と一緒に天王寺の市立美術館へ見に行ってきた。高校生になってから急に書道を始めた姪っ子なのだが、指導する先生のお陰かメキメキ上達し準大賞を戴いた。
お習字の展覧会ってもっと堅苦しいのかと思っていたのだが、おもしろかった。 漫画の「とめはねっ!」(河合克敏著、小学館)の世界がそこに有った。 「のびのびと気持ち良さそうな線やなぁ」と感じられたり「むちゃくちゃ達筆やん!」と恐れ入ったり「これは字?デザイン?」と考え込んだりと書道に知識の無い私でも楽しめた。二千枚以上も展示してあったので、とても全部は見られず、近畿地方と姪っ子の周りしか観ていないけど、すごいパワーを感じた。来年も姪っ子に関係なく見に行きたいなと思った。 ■
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by yoko9021
| 2009-02-14 20:46
| 美術展他
正倉院展に行った。
朝早く(九時半頃)着いたので並ばなくてよかった。 さすが、宝物、よかった。今回のポスターにも載っているガラスの器、螺鈿をちりばめた鏡、きれいだった。精巧な細工の品々から、ちょっと面白いものまで色々楽しめた。ちょっと面白いものというのは、当時、写経のために雇われている人たちの「欠勤届」や「始末書」とかが展示されていた。「頭にできものができたから休む」とか「不真面目だったけどこれからちゃんとします」とその不真面目な人の為に彼の同僚が連名で上司にお願いしている文書とか、昔から、なんやかんやあったんだなあと面白かったです。 天気も良かった。東大寺にも行ってみた。大きな大仏さん、久しぶりに見て、やっぱり大きいと感激です。 なぜこんなに大きくしたのかというと、大きければ大きいほど、たくさんの人を救えるということらしい。 大仏さん、頼むよ!なんてね。 ![]() ■
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by yoko9021
| 2008-11-07 00:31
| 美術展他
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