10/26(日) 難儀なカウンセリング2

 大概の精神科医は今のしんどさのみをみて、「鬱ですね。鬱は必ず治りますから」と薬をだすだけだ。
発達障害を勉強しているお医者さんは、過去にさかのぼってその子の生きづらさに注目してくれる。「大変だったね」という言葉にどれほど救われたか。

 思えば17年前、保育所で娘がパニックを起こす事で「家庭児童相談室」に相談に行った。その頃は発達障害やアスペルガーの事に詳しい人は、ほとんどいなかった。知能テストでも問題なく「時間が経てば、困っている部分は薄まっていく」と二年通ってそういわれていた。

そして、五年前、高校でしんどくなり、心療内科を受診する。
娘が物心ついた時からのしんどさを口にするとお医者さんに「16歳にそんな80歳のおばあさんみたいなしんどさは、無い」と言いきられた。

高校の「親の会」(子の不登校等の問題を抱えている親の会)の顧問役のお医者さんを学校から紹介されたのだが、受診した際に何回か「子供の時の様子からアスペルガーかもしれないと思っている」と言ってみた。そこでも「違うでしょう、しんどくなる波があるから思春期鬱」の一点張り。
「行事や刺激の多い時期でしんどくなっていると思います」と」勇気を出して言ってみても不登校専門外来のその先生は「思春期鬱」と言い切った。
その先生は「親が変わらなくては、子供は変わりませんよ」的な本も何冊か出版されている。

今、とても残念な事は、その病院では当時この関西で最も進んだ発達障害の支援が行われていたというのだ。娘の先生の診察室の隣の部屋で、診断できる先生がいらっしゃったのだ。娘の先生がご自分で診断できないのなら、親が不安に思っているのだから、隣の先生にまわしてくださったら、4年は早くアスペルガーにたどり着いたと思う。
高校もやめずにすんだのかもしれない。

高校で「学区で一番のスクールカウンセラー、スーパーバイザーの先生」が何回かカウンセリングしてくださる事になった。その際も「子供の時の様子からアスペルガーかもしれないと思っている」と言ってみた。すると、「アスペルガーは一部の天才だけです。お宅のお嬢さんにそんな才能がありますか?」と言われて何とも言えない気持ちになった。

カウンセリングが嫌になった。

他にも本当に色々あった。

でも、今は発達障害もよく知られるようになって娘の大学(休学中)の学生相談センターでのカウンセリングは、心地いい。娘も初めて通う気になったカウンセリングだ。もう一つ、発達障害者支援センターでの面談もさすが専門家、しんどさを理解しようとしてくださっている感じがとてもうれしい。

やっと、やっと、ここまできたと思う。
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by yoko9021 | 2008-10-26 08:57 | アスペ・子育て
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