娘が不安そうに寄ってきて言う。
「私、自分の深層心理に気がついてん。それが怖いねん。話聞いてくれる?」 その日は学相のカウンセリングに機嫌よく出かけた娘。 何か、中途半端に気づいたのだろう。 娘が私に、この不安感の話をしだしたのは、夜11時頃で、私はもうヘトヘトな状態だった。 パソコンに向かっている夫は、喉が痛いと少し不機嫌だ。 何もこんな時に、話さなくていいのに。 空気、やっぱり読めてない、と私は焦る。 「ちょっと今はマズいなぁ。また別の日にして」と声をひそめながら言う。 すると「別の日っていつ?私、今しんどくて、話、聞いてほしいんやけど」 ーちょっとカチンとくる。(-_-#) 「あのぅ、あんたもしんどいやろうけど、私も結構、しんどいねんけど」と言ってみる。 「じゃあ、いつ話聞いてくれるの?」と責めるような口調だ。 こういう時は、もう、たくさんだと思う。 「困ったなぁ。あんたの話は、複雑で入り組んでるし。でも聞き流されたら嫌やろ?しっかり聞く気力が無いし、疲れている時は無理やと言ってるだけやん。あんたの言い方は、疲れている人を責めているみたいやわ。なんか、怖いわ。たとえば、気づいた事を紙にでも書いてみたら?結構、落ち着くと思うわ」と言ってみる。 「なんで聞いてくれへんの」とまだお怒りだ。 何か、不安感から混乱しているのだろう。 「お母さんは、寝る。あんたは、とにかく不安感を薄めるよう、イプラスで習ったイメージトレーニングをやってみたら?何とかなるって」と言って逃げる。思いっきり。 まだ、娘は憤然やるかたないといった感じだった。 気になったけど、とにかく、寝てしまう。 翌朝、息子と夫が家を出たあと、私が出勤の用意をしている時に娘は起きてきた。 「おはよう。小池徹平が、今日テレビにいっぱい出るみたいや」と声をかける。 「お母さん、ごめんな。落ち着いたわ。昨日の事は、また学相で聞いてもらうわ。徹平、何に出るん?」と新聞のテレビ欄を探す。 前の晩は”いつまでこんな事が続くのか?全然変わらない”とトホホな思いがした。 だけど、ちょっと、違った。 成長したかも。なんとか娘は自力で落ち着いた。 少しずつだ。σ(^-^;)
by yoko9021
| 2009-11-14 00:00
| アスペ・子育て
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