昨日、娘は一人で通院できた。よかった!
その時、最近の自分のテーマとなっている「思春期の始まりと終わり」について先生に聞き、さらにもう一つ、気にかかる事が聞けたとスッキリした様子で帰ってきた。 それは、今年の初めくらいから、自分の感覚がおかしいというものだ。 よく私にも「全然、記憶力が落ちてるし、思い出す事もできない。こわい。感覚がない感じがする」とか何とか、よく深刻な顔で訴えていたのだ。 私は「それこそ、ウツだからしょうがないやん。ウツって憶える力も落ちるし、思い出す力も落ちるものやん」としつこいなぁと思いながら、軽く答えてきてたのだ。…大失敗。 昨日、娘のお医者さん(発達障害に詳しい)は「離人症です」と診断なさった。初めて聞く言葉だった。 自分の中にいるのがツライ状態の時に起こるそうだ。 ・自分の体の実感がない ・自分以外の人間は自分の体験を真剣に取り上げてくれないと嘆く ・思考や行動・身体・外界に対して現実感を喪失した状態。 ・周囲の情景がピンとこない妙な感覚にとらわれる。 ・春の花やイチゴなどを見ても、春だという感じがしない。 ・好きだった音楽を聴いても、前のように感動しない。 ・喜怒哀楽が感じられない。 ・自分が生きているという実感がわかない。 こんな状態が娘にある。このツラさの正体は「離人症」だったのか、とツラさを認められた娘は本当にスッキリした感じだった。 特に治療法が有るわけでもないが、数ヶ月で治る事が多いそうだ。今のまま、ウツのお薬を飲みながら様子を見る。 今娘は、通院に一時間以上かかっているが「このお医者さんにまで通っている意味、あるなあと実感したわ」と言ってくれた。うれしかった。 今日の娘は、「何で『離人症』になったんやろうか、すごいしんどいねんけど」と暗く訴える。 「それは、あんたという生命体が命を守るために、感覚をシャットアウトしたんとちゃうか。命を守るかどうかっていうくらいのしんどさ、なんやろう?」 すると娘は「うん、そのくらいしんどい」 「そのしんどさは無理のない事や。生きれててよかったやん。生きてたら、また、おもしろい事で笑えるで」 「そうやったらいいなぁ」と娘は、お茶碗を洗って寝にいった。 娘は学校でのカウンセリングで、高校時代の検証をするという。タイムリーだと思う。 それがこの離人症になった原因と娘の言うトラウマを自分に納得のいくものに変えられたらと、期待してしまう。期待しすぎても、ダメなのですが。
by yoko9021
| 2009-05-27 23:10
| アスペ・子育て
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