息子が珍しく自分から部活の友人を誘って出かけていった。
「これってイプラス効果かな」と私が言うと、機嫌の悪い娘は「私にはイプラスなんて効果ないわ!」とまあ、こういう言い方をするのだ。 今まで色んな事に関して「まぁ、そう言わんと」と気を取りなす言い方を心がけてきたが、今日こそはアホらしくなった。 「それなら、イプラスにはもう行ってもらわなくていいけど」と言ってみた。 「何怒ってんの?」と怒った方が悪いという言い方で聞いてくる。 「“効果ない”と断言されたら、また無駄なことをやってるんやなぁと思ってショックやからこんな言い方になるのは当たり前や」とわたし。 「まだ、効果ないって決めつけなくてもいいやん…」と娘。 効果ないって自分がキツく言ったくせにアホらしくなってくる。 娘を連れてあちこちへおろおろと無駄足(?)を踏んできた記憶が山ほどある。 ムダと決めてはいけないのだが。(・_・;) 暑い中寒い中幼い娘を自転車の後ろに載せて家児相に通った日々。 どうしたら学校になじむか何回も担任の先生と話した小学校や学童保育。 鬱になった娘を連れて、色んな心療内科に通った。高校時代は親の会とカウンセリング。 フリースペースに通うようになってのはじめの二年間は、まったく見当はずれの対応だったと思う。 娘がフリースペースの代表と決めた日本海側の小さな町の若者自立支援施設へ一ヶ月行ったのも、一体何になったというのだろうか? その若者自立支援施設でも「まだ診断は受けてないけどアスペルガーだと思います」と告げても「ああ、天然ですね」とまったく見当はずれの答えが返ってきた。 発達障害があるという事は個別の対応で伸びると言う事なのに何もわかろうとしない。 どこもみんな、「親が変われば子どもが変わる」とそこのみに答えがあると決めてかかった対応だった。 子どものためだったら、いくらでも親は変わる覚悟はある。 でも、それだけではないという親の声には耳を傾けない。 変わらなければならないのは親や教師だけではない。 知識の無いカウンセラーや専門オンリーの医者、旧態依然のひきこもり支援の看板をあげている人たちこそ変わってほしい。 “三十年カウンセラーをやってきた”とか“河合隼雄の弟子です”とか“何人も自立させました”とかもう、たくさんです。 今日の娘は疲れてたのか本当に人を萎えさせる言い方をする。 その嫌な言い方をお父さんがした時は容赦なく怒っているのにね。 まぁ、娘のアホ発言には負けず、あと一月は行かせてみようと思っています。 だって、私、本当は娘が結構楽しんで行っているのを知っている。
by yoko9021
| 2009-03-04 00:08
| アスペ・子育て
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