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10/29(木) 太宰のこと

「太宰治もアスペ」という文章を(この春頃?)見た事が有った。
ふふんそうかと気にも留めてなかった。

ところが先日、太宰治をテレビでやっていたので見て、これってアスペだよなあとおもしろく見れた。
「こだわり人物伝 太宰治 女(わたし)が愛した作家」
NHK 4回シリーズだった。

「人間失格」の初めの部分で、家族と食事するのに異様に緊張する様子や、お腹がすく感覚がわからないなんて、アスペの特色に書いてあるような内容が次々とでてくる。
若い頃に読んだ時は「人の社会がわからない」とかすごく敏感な人なんだなあと思っていただけだが、これってアスペっぽいと思う。
前にも増して親しみを感じている。
長じて、人一倍敏感で不安定な心の大人になってしまったのかもしれない。
とはいえ、心中4回で3人の女性が亡くなっている(?)。
これが今の時代なら、すごい事件扱いになっていたかも。
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by yoko9021 | 2009-10-29 23:58 | その他

10/27(火) 今日のモニタリング

 認知症の母のことで、月一回、ケアマネさんと懇談する。
急な坂道を転がるように悪くなるのを何とか食い止め、どうせ下っていくならせめて緩やかにという気持で向き合うのだ。
母は、できていた事ができなくなって、途方に暮れている。混乱している。イライラしている。
周りの我々は、子育てと真逆の気持を味わう。
そういうものだね〜とケアマネさんと話しながら、”ちょっと、待てよ”と、うちの母のひとつの取り組みについて聞いてもらった。

3年半くらい前から、母はペン習字を始めたのだ。
ちょうど、私の友人がペン習字の師範の免状をもらった。
そこで「良かったら、教えたって!」と話のついでに軽く言ってみたら「人に教えるのが、私の勉強になるから」とトントンと話は決まった。
週に一回教えにきてくれる事になった。
母は最初、月ごとの課題を提出用紙の枠の中に、収めて書く事もできなかった。
ー認知症だもんね。
ひとつわかったようでも次の週には、又最初からだった。

ところが、今は枠の中に「秋の実りに感謝し」とか収まっている。
バランスも良くなっている。今は、なんと二級だ。
平面の空間認知力が、鍛えられたのだろう。これってすごい。

たぶん、多くの人が年老いた親の為にもっと色々と世話をしてらっしゃると思う。
私も、私なりに母に合う事を探していってやりたいと思う。(;_;)

デイサービスも利用し始めて、もう六年になろうとしている。
このまま、元気に何とか楽しんで通えたらいいなあと、しみじみ思います。
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by yoko9021 | 2009-10-27 20:37 | 認知症

10/25(日) 疲れの原因 

すごい疲れがやって来ていた。もう、回復したけど。(^_^)v
原因は、わかっている。
先日、発達障害者サポート関係の親たちの集まりに参加したのだ。
居場所としてのサポートを受けたり、就労支援のサポートを受けているそんな子を持つ親たちの勉強会だ。

親達の立場は同じなのだろうが、ちがう考えなのだ。
自分の不幸にどっぷりと浸かっているのだ。
この勉強会を愚痴を吐き散らす場という考えなのか。
確かにどこかで愚痴を言うのは大事だ。
私の娘よりお子さんが大きいだけ、参加のお母様方の年齢は高い。

より勉強になるお話が聞けそうなものだが、どうも違うらしい。
不幸自慢の話を聞いたので、疲れたのだ。
ひとりがそういう言い方をすると、つられる人がいるのだ。

多分、私が勝手に似たような立場とひとくくりに思うから、しんどかったのだろう。
立ちすくんでいる子どもがいるという事では、似ている。
それ以外は、全くの別環境だ。
だから、ちがう思いなのだ。当たり前だ。

そう心して、次回から参加しよう。(^_^;)
この勉強会が終了する頃には、もっとみんな前向きな心持ちになっているのだろう。
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by yoko9021 | 2009-10-25 00:43 | アスペ・子育て

10/24(土) なんとか、なんとか

 先日、やっと障害者年金の申立書を書き上げ、娘と一緒に市役所に申請に行けた。
申立書を書くのに、なんと一ヶ月半以上かかっている。
どうしても、この用紙を見る事ができなかったのだ。

ほんの5・6年前の事なのだ。書くのは。
いつからいつまで、どんな状態だったか
いつからいつまでどこのお医者さんだったのか、
いつからいつまでかかっていなかったのか
いちいち理由や状態を、事細かく書くのだ。

年金なのだから、当たり前かもしれない。
だけど、きつかった。
期間が空かないようにと当然の指示がある。

すると、あやふやな記憶との格闘が目に見えて、萎えてしまったのだ。楽しい話では無いしね。( ̄ー ̄)

五年前に通っていたお医者さんに連絡をとり、
”今は、違うお医者さんで「発達障害」の診断をもらっていること”を伝えてその当時の診断書を書いてもらうよう依頼する事が一番高いハードルかと思ったのだが、ちがった。
それは、さっさと事務的に電話して、お医者さんにたどり着き、診察室で会って
「先生、お久しぶりです、あれから〜〜で…」とニコニコと話している私が居た。
ずぶといぞ、わたし。

ところが一番のハードルは、親が書く申立書だったのだ。
これが、どうにもこうにも気が重たく逃げていたのだ。
10月になり”これでは、マズいのでは?逃げている場合と違う”と思い直せた。

9月の連休前には診断書を二通、揃えた。
五年前の先生が書いてくださった診断書、今かかっている先生が書いてくださった診断書、両方をやっと開いてみると、どちらもびっしりと書いてくださっている。
もちろん、診断書代も払っているが、ありがたいなあと感謝、感謝でした。

年金を申請したから、この申請が必ず通るという訳には、いかないらしい。
たぶん、これからも、こうやって娘の事で、あちこちに立ち向かって行くのだなあ。Fight!私。
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by yoko9021 | 2009-10-24 22:47 | アスペ・子育て

10/20(火)「それは困ったなぁ」という返し

昨晩の兄からの電話
「(母は)お茶碗一杯のご飯を食べるのに、二時間かかってるし、なんか臭いけど、トイレに行けへん。もうあかんわ」と兄も困っているのだ。

そんな時は、「大丈夫だ」と声掛けをすること。
きっと尿パッドの交換で、手順が分からなくなって、トイレに行きたくないだけだから、
「大丈夫。落ち着いたらできる」と声をかける。
混乱しているのだから、その混乱を紐解こう。
「とりあえず尿パッドを換えて、紙パンツはいてみよう」と根気よく声をかけるのだ。
ご飯だって、食べれない時は有る。
一日くらい食欲のないときは有る。

そんな時でも何とか混乱を解いて、大丈夫だと安心させたら、けっこう寝てくれている。

大体、兄は、母が混乱している時には、決まって
「ああしろ、こうしろ」と命令(またはアドバイス?)をするか、
自分がやってしまうのだ。

そうするより、混乱しているときとかは、母が言った言葉を繰り返してみる方がうまくいくと思う。

母「ここに有った封筒なくなった。誰か盗ったんや」
私「えっ?封筒、無くなったん?誰かが盗ったん?エラい事やな。 誰かが盗ったってそれ本当?」
母「知らんけど」…なんやねん!
私「封筒は無くなったけど、盗られた訳ではないってことやなあ。
無くなったら、それは嫌やなあ。捨てたん?」
母「捨ててない」
私「そうやなあ。お母ちゃんって物を取っておくタイプやもんな。
 ゴチャゴチャと。簡単に捨てへんもんなぁ。
 ということは、どこかに仕舞い込んでるんとちがうかなぁ。
 そんな気がするけど、どうやろう?」
母「押し入れの隅、探してみるわ」
  ーこれは、よく有るやりとりだ。

それと、「それは、こまったなぁ」という返しも大事だと思う。
しっかりした人って(兄もそうだ)自分で解決しようとするのだ。
確かにその方が、母がするより早い。
だけど、本人に考えさせるほうが良いと思う。

母「◯◯(兄)が帰ってこない。どうしよう。あんた知らんか?」と電話。
私「えー!(びっくりしたように言う)兄ちゃん、帰ってないの?
私は聞いてないけど。今、9時か。心配やなあ。そりゃあ、心配やなあ。仕事かなあ?飲みに行ったんかなあ?」
母「仕事」
私「残業か。仕方ないけど困ったなぁ、どうする?迎えに行く?」
母「行けへん」…そりゃあ、そうでしょう。
私「どうしよう?困ったなあ。どうしたらいいやろう?」
  …不自然でない程度に根気よく繰り返す
母「もうちょっと、待ってみるわ」…母、ナイス!
私「ああ、それがいいわ。私もそれが良いと思う。
 そのうち帰って来るって。玄関の電気どうする?」
母「つけとくわ」
私「うん、それがいいと思うわ。それでお布団敷いた?」
母「これから敷く。横になって待つわ」
私「あ、そうか。その方がいいなあ。じゃあ風邪引かんように」
 ー終話
たぶん、仕切ったらダメなのだろう。
陰の仕切りかもしれないが、本人が考えるという場面がいるのだと思う。
そして、「どうする?」と聞いたり
「こまったなぁ」と考えている振りをして、相手にも考えさせる。
このパターンを使うようになって私はずいぶんと母親とのやり取りが楽になったように思う。
「〜してくれない?」という依頼心満載の「くれない族」にも「こまったなぁ、どうしよう?」は有効だと思う。
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by yoko9021 | 2009-10-20 23:31 | 認知症

10/15(木) 部分サポートと夫

 医療事務の講座に申し込んだが、行けない娘。
それを見て、「今日も行けへんのか」とわかっている事をわざわざ口にする夫。
このことは、「待つ」と娘のかかっているお医者さんの前で、確認したやん!?
色々とできることを娘なりに、がんばってるではないか。

どうも、そのへんが、わからないのだ。
発達障害の息子さんを持つ友人も「発達障害を持ってると合わないことをやってると必ずしんどくなるよ」と言ってくれている。
こんな環境では、しんどくなって当たり前。
夫にとっては困った娘かもしれないが、娘は「困っている」のだ。
言い訳もせず、無表情ながら傷ついているのだと思う。
夫には、解決策は無く、ただ批判してくるのだ。
本当に難儀な奴だ。

ところが、この夫。
職場のトンチンカンな新人さん(きっとアスペ)によく腹を立てているのだが。
最近、この新人さんが、大きくミスった事件が有ったそうだ。
夫は口頭の注意だけでなく、なんと、その新人さん向けに、これからのチェックリストを紙に打ち出して手渡したそうだ。
アスペの人に視覚化は良いといわれている。
いつも新人さんの事を非難していたけど、
「やれば、できるやん!わかってるやん」と夫をホメる。
「家で苦労しているだけの事あるやん!さすが!」と重ねて褒めちぎる。
そういう部分サポートで、発達さんも生きやすく、周りもイライラせずにまわっていくのだと思う。
「そうだ、家庭でもやってみよう!」と明るく言ってみるが
「う〜ん、むつかしいな」と簡単に、のせられてたまるかと、気付いたようだ。気をつけよう、私。(^_^;)
ボチボチです。
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by yoko9021 | 2009-10-15 00:11 | アスペ・子育て

10/13(火) 全画面表示の解除(^^ゞ

 娘の学校のカウンセラーさんは、あたたかい。
彼女はいつも、暗い思考でがんじがらめになっている娘に、気づきを与えてくれているようだ。
発達障害によくある「思考の全画面表示」…嫌な事で頭がいっぱいになって、他が入る余地がなくなって苦しい娘。

カウンセラーさんは、そんなとき、ちらっと別画面を引っ張りだすように話を振ってくださる。
それをズズーっと引っ張ってくると、娘も乗ってきてくれる。
「たぶん、乗ってくるプラス思考のようなものがあるんですよ」と言ってくださった。
それを娘に伝えると、「本当?」とうれしそうだった。

娘がお世話になっているカウンセラーさんは、そこでは一番の新米さんらしいが、すごい。
気持があるのだ。何とかしようと着地点を見極めてくださっている感じがする。
素人と違ってブレない感じだ。
カウンセリングのとき、「こういう面はこういう解釈ができると思うけど」と違う意味付けを与えてくれるのだ。これが、娘を落ち着かせる。
全画面表示の解除になるようだ。

以前、こんなことがあった。
カウンセラーさんは、娘が高校時代に文芸部で書いていた暗〜い小説(私小説的な物)を読んで、
「この主人公は、希望を失っていないと思うよ。きっと気持の奥深いところで、明るい事を望んでいるって感じたわ」と感想を言ってくださった。
そう言われて帰ってきた娘は、「私、けっこう希望を持てるタイプやったんやわ」と嬉しそうだった。
ありがたいなあ、と感謝しています。
自分のフィールドに困っている人を押し込めるのでなく、困っている人の方へ寄ってくれる感じなのだ。
いいカウンセラーさんもいるんだなあって、思った次第です。
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by yoko9021 | 2009-10-13 14:36 | アスペ・子育て

10/5(月) 過剰な期待は、静かな虐待。

 以前、定本先生の講演会で、先生が仰言った「過剰な期待は静かな虐待」というフレーズには、どきっとした。(定本先生はアスペの本も書かれている)
高望みしてるのかもしれない、今も。
自己肯定感のかけらも得る事のできない娘に、
”後期の半年間、学校を休んだら元気になって、何とか卒業に向かってくれたら”と期待している。

せめてこの半年に、何かできることがあればと思っている。
娘は、支援センターの日中活動プログラムに参加することに決まった。
これで居場所ができ、週に一・二回、最高、週に三回通える場所ができる。
ここで発達障害をふまえた社会に出る訓練をしてくれるそうだ。
それが自信につながればいい。

そして平行して”自己認知の獲得!”ができたらなあ。
「これだけ生きづらいのに、よくがんばってきたじゃない!」
って自分を認められたらいいのだ。
そう、簡単にはいかないのだ。経験的に知っている。

「発達障害などを抱えている人は、子どもの頃から他の子ども達が簡単にやっている事ができない経験を繰り返しコンプレックスをもちやすい。また、どうしても周囲から非難されたり責められたりしがちなので、傷ついた心を背負いながら大人になってしまう。
そうするとイヤでも自尊心が低下し自分で自信を持つ事など到底無理だ。発達障害の人達はそんな心の背景を持っている。
大人になったときは、人一倍敏感で不安定な心の持ち主になっているのだ」
と白井由佳さんの本にも書いてあった。

二次障害をもつ発達障害は手強い。
そして、茂木健一郎さんは、
「自分が変われば記憶の解釈も変わってくる。
記憶との対話によって人は成長できる」

もし、自己肯定感を持てれば、きっと茂木さんが仰言っているような成長ができるのだろう。
いつか、そうなってほしい。

これは、過剰な期待ではなく、密かな慎ましい望みなのだと思う。
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by yoko9021 | 2009-10-05 22:38 | アスペ・子育て

10/4(日) 少し、平和な日々。(^_^)v

 夫が誘ってくれたのでカラオケに夫と娘と私で出かけた。
夫はカラオケ好きで、歌いたがり。娘もカラオケ好き。私は音痴。
娘と夫が同席して歌うなんて久しぶりだ。
何とかどちらも、落ち着いてきたようだ。
昨日のお手伝いカードも、私と娘のお互いに良かったと思う。

夫は、何かの宴会で歌う歌を練習しにきた。
今まで歌っていない歌で盛り上がる歌、ウケる歌、真剣だ。
娘は、ストレス解消に歌いたいそうだ。
私は、亀裂が走らないように目を光らせに。
いえ、歌の上手い夫か音程のしっかりした娘が一緒に歌ってくれると音程がはずれても何とかなるような気がするのだ。(^_^;)

夫は、候補を西城秀樹の「傷だらけのローラ」とゆずの「恋の歌謡日」に決め大声で3人で歌った。
娘も「傷だらけのローラ」は初めて聴いたとかだったが、とても楽しそうだった。
「お父さんの声に合ってる」と言い出し、夫もうれしそうだった。
こ、この調子だっ!この平和が続きますように…。(^^ゞ
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by yoko9021 | 2009-10-04 23:48 | アスペ・子育て

10/2(金) お手伝いカード、効力は?

 後期が始まるこの時期は娘にツライ。休学申請を出している。
おまけに、市主催で障害者枠のある医療事務の講座に申し込んでしまったから、余計にウツっぽく動けない。
お父さんの機嫌が怖くてつい「受講する」ことになったのだ。
だけど、頭が頑固に勉強する事を拒否しているそうで、行く日は吐き気がするそうだ。もちろん、行きなさいとは言っていない。
「行けたらいいね」止まりだ。

甘やかしているのか、いたわっているのか、私が逃げているのか、わからない。

娘は、ずーっと一日中寝ている。
それでも週に一回イプラスには行く。月に一回、支援センターにも行く。月に一回、発達障害の自助グループにも行く。学校の学生相談室のカウンセリングにも隔週くらいで行く。隔週で通院もする。
好きなところには行くのだ。
それ以外の日中は、朝からずっと寝ている。夕方も寝ている。夜も充分睡眠を取っている。

私が仕事から帰ってきたら、起きだして寄ってくる。
どよ~んと元気がなく、じーっと寄ってくる。
夕方の私は、忙しくバタバタしている。
娘は、娘なりにどうしていいのかわからないのだ。
イライラしている母親の横で、ただ傷ついている難儀な状態だ。

あれこれと適確にゆっくりと優しく指示が出せたら娘も動きようがあるのだと思う。
今日、仕事の昼休みに、娘にやってほしい事カードを作ってみた。
「お手伝いカード」と称して
とりあえず10枚、「お風呂を洗ってください」「洗濯物をたたんでください」等作ってみた。イライラして、キツい言葉をかけそうな時に、手渡してみる。
私、落ち着けるかも。娘もすることが見えやすいかも。
ちょっとやってみようと思う。
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by yoko9021 | 2009-10-02 22:38 | アスペ・子育て